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平穏無事に暮らすということ [病気とココロ]

気分の波は、だれにでもあるものだと思います。
波の大きさは、人それぞれ。
波が大きければ、病気と判断されることがありますが、
その基準はどこにあるのでしょうか。

波が少しでもあると、
「気分が上がったり下がったりして、おかしい」
と思う人がいます。でも、一方では、
同じくらい波があっても、
「このくらい、あっても当たり前」
と思う人もいます。
どちらが正しい、ということもありませんが、
思い方によって、対処の方法は違ってきます。

前者のように思う場合、やはり病気として対処されてしまいます。
安定剤を使ったり、抗うつ薬を使ったり、
カウンセリングを受けたりして、治療します。

後者のように思う場合、その変動は、正常範囲内と判断されます。
そのような場合、気分転換等、セルフコントロールで対処します。
病気とは言いません。

考え方次第で、病気にも正常にもなる、
それが気分障害の特徴といえます。
どのくらいで自分が妥協できるか、
それも大きな治療の目安になります。

何としてでも、気分の上がり下がりなく、
平穏無事に暮らしたい、と思っても、
普通は、この世の中に生きていく限り、
そんなことはあり得ません。
自分が何をしようとも、色々なことが周りで起きますから、
その影響を受けないことは絶対にありません。

疲れ、緊張、その他の感情の浮き沈み。
そんなのが全くない人はいません。
それを理解したうえで、治療を進めるべきかと思います。
そして、どのくらいの気分の振れ幅ならいいのか、
考えていくべきではないでしょうか。
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