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うつ病の診断 [病気とココロ]



うつ病の診断が、血液検査でできるようになると言います。
広島大学での研究とのこと。
うつ病が、脳の神経の働きの障害ということはわかっているのですが、
薬は、それに対して補充してあげよう、というものが出ているのですから、
こんなことが出てきてもおかしくないですね。
でも、これで本当に病的なうつ病かどうか、
二次的な鬱状態なのか、それとも、うつ病に見せかけた、ほかの病態なのか、
ということははっきりしそうです。

客観的評価ができるようになると、無駄な薬を使わなくてすむようになるのかな。
でも、うつじゃない、と診断されたとしても、やっぱりつらい、という人は出てきそうですね。
そういったときに、
「あなたはうつじゃないから、治療は必要ありません。
つらいのも、気のせいだから大丈夫。」
なんて、いえるのでしょうか。

結局、自覚症状と科学的診断に、絶対の整合性はないような気がする。
血液検査でうつ病と診断された場合は、
やっぱりきめ細やかな薬物療法が必要なのでしょうね。
そして、場合によっては入院治療も必要なのだと思います。
でも、血液検査ではうつ病ではない、と判断されたとしても、
うつ病の類似症状に苦しんでいる人を、無治療で放置することはできない。
やっぱり、何かしらのケアが必要だと思います。

逆に考えれば、うつ病ではないのだから、できるだけ薬を使わずに
治していくことを考えられる、と言うことかしら。
その方法を、これから考えていく必要がありそうですね。

いっぱい、時間とお金があったら、
薬に頼らない、鬱状態や自律神経失調症の治療をするクリニックを造るのに。
今は、もう少し待ちの状態です。

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