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認知症と安楽死 [治療について]



確かに、認知症をよくすることはできなくて、
進行抑制は、ずいぶん薬も発達していますが、
それでも絶対的によくすることは殆ど無理。
認知症の進行を、本人たちはどう思っているのでしょうね。

以前、自分の患者さんで、物忘れがひどくなって検査したら、
やっぱりアルツハイマーだ、と言われた方がいました。
その人は、はじめ、これから進行していったら、どうなるんだろう、
と言う不安を、いつも訴えていました。
でも、デイケアに参加するようになって、
なんだか吹っ切れたようで、
「どうせわかんなくなるなら、今を楽しみたい」
と、前向きな発言をするようになりました。

その考え方、とても素敵ですよね。
私、大変感動いたしました。
それからというもの、外来に来ては、
デイケアがとても楽しい、と言うことを
しきりにお話しされていました。

確かに、認知症は治療のしようが無いものだと思います。
そういう意味では、不治の病ですかね。
でも、印象としては、癌とは違う感じがします。

安楽死、意思の確認、難しいですね。
積極的安楽死は、私には選べません。

今回の、このオランダの症例の、
今後の反応を見てみたいですね。
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