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漢方薬 [治療について]

金曜日の午後、製薬会社のMRさんがやってきました。
とある、漢方薬の会社の方で、まあ、変わった感じの方なのですが、
漢方薬にはいろいろお世話になっているし、
その効果、効能にとても興味があって、
いろいろ勉強しているので、助かっています。

今回、紹介を受けたのは、柴胡桂枝湯。
風邪の亜急性期(引き始めから2~3日たったころ)に使用する、という、
かなりいろんなことに効く漢方薬で、風邪症状の緩和とともに、
痛み(頭痛、筋肉痛など)の緩和、気分をリラックスさせる効果、など、
まあ、いろいろです。

面白いのが、この薬、ほかの漢方薬とよく併用されるそうです。
その中でも多いのが、小青龍湯との併用だそうです。
なるほどね、なんて思ってしまいました。

漢方薬って、以前はあまり効かないようなイメージがあって、
以前は敬遠していたのですが、
いろいろ勉強していると、これほどきめ細やかにいろんな症状に対応する薬も
ないんじゃないかと思うようになりました。
組み合わせによって、いろんな効果が得られて、とても面白い。
ハーブ、アロマセラピーと、基本同じですね。

患者さんの中では、西洋薬は飲みたくないけど、
漢方薬ならいい、という人もいて、
ちょっと薬としての認知度が低い気はします。
これも立派な薬ですので、正しく使う必要はありますね。
肝障害、腎障害を引き起こす可能性もあるのですから。

先日、ある漢方薬の過量投与のために、
下肢のむくみがひどかった患者さんがいました。
その漢方薬を減量しただけで、むくみはすーっとなくなりました。
使いすぎは要注意ですね。

漢方薬は、その内容の組み合わせで、
本当にいろんな症状に対応していきます。
勉強すればするほど、面白いです。

私の将来の希望は、
薬を極力使用せずに、ハーブを用いたり、カウンセリングをしたり、
ヒーリングをすることによって、心の病気を治すこと。
こんなことができる、自分のクリニックがほしい。

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