SSブログ

自分のことを認めることは難しい。 [病気とココロ]

今日、3人の外来患者さんに会いました。
それぞれに、色々な悩みを抱えていて、良くなったところ、改善の余地のあるところ、
3人3様でした。

1人の人は、自分自身をケアする前に、他の人のことがすごく気になったり、
自分自身に対してものすごく自信喪失していたり、
思うように体が動かないことに対して、すごく罪悪感を抱いていたり。

次の人は、落ち着いているのに、何で頻脈発作や過呼吸発作が治まらないのかで
不安を持っていたり、
元気だった頃の自分にどうして戻らないのか、不満だったり。

最後の人は、過食が止まらなかったり、
自分は具合が悪いと思い込んでみたり。

色々だし、重症感もそれぞれですが、
共通していえることは、
「自分のことを好きになれない、今の自分を受け入れられない」
という気持ちが強いところ。
病気がもう一つ良くならないのは、ここにあるのかなあ、と思ってしまいました。

日本では、自分のことをダイスキでいることが難しいです。
謙遜の心を持つ日本の文化の中では、
自分が一番、なんて思えば、
「あの人はなんて傲っているのだろう」
というバッシングに遭います。
そんな文化の中で育ってきた私たちには、
「自分はなんてだめな人間なんだろう」
と思うことが、普通に感じられるのです。

実際、そんな風に思っても何の利益も自分にはありません。
むしろ、自己嫌悪という悪いを育ててしまいます。
自己嫌悪が過ぎると、自分のことが大嫌いになり、自分のことが信じられなくなり、
挙げ句の果てには、自分なんかこの世からいなくなってしまえばいい、とまで思うようになるのです。

病気でいえば、うつ病ですね。
うつを持つ人に自分のことをどう思っているか聞くと、
「大嫌いです」
という人が数多くいます。

嫌われる自分は、かわいそうだと思いませんか。

自分が嫌い、と思っている人、本当に嫌いですか。

嫌い、といいながら、好きだと思っていませんか。
でも、それでいいと思うんです。
自分のことを、好きでいるべきなんです。

自分の心が元気でいるためには、自分のことを好きになり、
自分を大事にする必要があると思います。
自分を大事にできる人は、他人も大事にすることができると思います。
自分を大事にできない人は、人も大事にできません。
人に何かをしてあげたいと思うなら、自分をまず大事にするべきです。

今日、私は、最初に来た患者さんに宿題を出しました。
1日1回、自分のことをほめること。
自分のことをかわいい!ということ。
これを、1週間続けて、来週また会いましょう!

簡単なようで難しい宿題です。
でも、やろうとしてみるだけで、
今日よりも元気になっているはずです。
来週に期待したいです。

連休終了ヽ(;▽;)ノ [日々のあれこれ]

嬉しくないです、連休終了。
明日は仕事があると思うと、結構しんどいです。
単なる出勤拒否。
子供みたいですね。

これからはお休みがないんですよね、7月まで。
大変です。
今年の夏は、どうなってしまうのでしょうね。
電力は大丈夫なのかしら、とか、
色々心配しています。

頑張れ、自分!!

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。