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疲れと体力 [病気とココロ]

昨日のブログ記事では、疲れについて少々述べてみました。
その中に、慢性疲労症候群について、少し触れました。

今日、慢性疲労症候群の患者さんが受診されました。
この方は、かれこれ3~4年前から通院されていて、
慢性疲労に関しては、だいぶ解消されてきたように思います。
しかし、現在の問題点としては、
「体力がない」と、自分で思い込んでしまっているところ。
体力がないから、仕事が続かない、と考えていること。

体力、ってなんでしょう?

ずばり、身体の力ですよね。
学生の体力測定といえば、持久力と瞬発力の測定になります。
それに、柔軟性の測定が加わっています。
これらを総合したものが、体力なのだといえます。
この中で、疲れに関係するのが、持久力、瞬発力。
そのうち、「私は体力がなくて…」というときにいわれる体力は、
おそらく持久力のことだと思います。
持久力は、ある動作をやり続ける力。
この力が大きければ大きいほど、その動作は長く継続できる。
そして、そういう人は「体力がある」と評価される。

一般的に、疲れは持久力の消費をイミするようですね。
疲れていても、柔軟性は変わらないし、
疲れていても、瞬発力があまり落ちない人もいる。
持久力がなくなると、疲れているということになる。
しかし、持久力が無くなった状態の疲れは、通常「身体的な疲れ」といわれます。
この場合は、普通は休養をとれば良くなります。

それでは、ほかに疲れってあるの?

精神的な疲れ、とよく言われますね。
身体的な疲れと違って、外見的にわからないことが多い。
そして、病気としては、こちらの方がやっかいです。

精神的な疲れについては、また次回にでも。

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