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自律神経の守り方 [セルフケア]

そんな方法があるのか、といわれると、困るのですが。
まあ、ストレスを直接すべて受けないようにするには、どうしたらいいか。
そんなところを考えればいいのかな、と思います。

自律神経は、規則正しい生活や十分な休養、適度の運動などによる気分転換によって、
活動が安定します。
ストレスがかかるとき、だいたい上記のどれかが崩れると思いませんか?
たとえば、仕事が忙しいとき、規則正しい生活が難しくなったり、
十分休養がとれなかったりしませんか?
その中でも、気分転換がうまくできれば、神経へのダメージは少し回避できるでしょう。

また、大事なものを失ったり、生活そのものが変わる何かが起きたり、
人との関係などの悩み事があったりした場合でも、
生活リズムが崩れたり、気分転換ができなかったりしますよね。

このように、自律神経の働きが乱れるときには、
働きを安定化させる何かが崩れることが多いのです。

ということは、できるだけ自分の生活パターンを守っていくことが
自律神経を守ることにつながる、ということになります。
特に、生活リズムは自律神経の活動に大きな影響を与えます。
生活リズムさえ守っていれば、多少休養が少なくても、
気分転換ができなくても、自律神経の働きが大きく崩れることはありません。
ですから、生活のリズムを整えることが、
自律神経を守る一番の方法なのです。

私は、外来に来られる患者さんに、生活リズムを整えることをお願いします。
だいたい聞いていると、生活が不規則だったり、
昼夜逆転に近かったり、夢中になると時間を忘れたり、
生活リズムが崩れている方が多いです。
崩れているものを、一度に整えるのは難しいので、
まずは、朝起きる時間と、夜寝る時間を決めて、
とりあえず起きて、とりあえずお布団に入る、ということをしていただきます。
朝一度起きて、できれば身支度整えて、朝日を浴びる。
その後は寝ようが何をしようが自由。
そして、夜も準備を整えて、とりあえずお休みなさい。
いったん落ち着きます。
その後は、起きていようが何をしようが自由。
まず、ここからはじめてみます。
その後、少しずつその周辺の生活を整えるのです。
たとえば、食事の時間。
一日3食、しっかり食べる。
そして、気分転換の散歩や、運動。趣味の時間。
仕事のほかの時間を、整えていきます。

そのくらいのことができるようになると、自律神経も少しずつ働きが安定します。

薬を使わなくても、これをしっかりすれば大丈夫。
ですが、不安が強かったり、緊張が強かったりする場合には、
またほかのケアも必要になってきます。

とにかく、一度、生活リズムの見直しをしてみませんか?

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