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病気、治りたいですか? [病気とココロ]

変な質問をする、と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
そのままでもいいかな、なんて思っていないでしょうか。

最近、患者さんの中には、あまり治りたいと思っていないのではないか、と
思える方がいらっしゃいます。
病気のままの方が楽なのかな。
病気でいる、ということが、自分の中で大きな位置を占めているのかもしれません。

夫が、交流分析のお勉強(学校で教えるために)をしています。
分析すると、ある種の人は、病気になることで優越感を得るそうなんです。
病気になることで、色々な人との関わりが増える。
しかも、病気ということで、注目される。
さらに、病気が治らないことで、
自分の病気は医者にも治せない、ということでの優越感を感じる。

なるほどね。
何となく理解できます、その気持ち。
自分にも、その気持ちが全くない、とはいえません。
自分も、病気が治らなくてもいい、と思うことがあるのは確か。
特に、胃炎、胃潰瘍。
治らなければ、それだけ仕事がつらいんだ、というアピールになる、
なんていう、すごくくだらないことを考えたりする。

きっと、私みたいな患者さんのことをいっているのかとおもいます。
でも、私は意識的にそう思っているのですが、
やっかいなのは、全く自覚無いのに、深層心理でそう思っている人がいること。
それは、どんなことをしても良くなりません。
しかも、今の世の中、そんな人が多いと思われること。
時々、外来診察していても、
「このひと、どのくらい本気で治りたいと思っているのかな」
と思ってしまう人がいます。

病気をよくするのは、薬でも、医者でもなく、
自分自身なんです。
それを認識してくださいね。

自分自身を、大事にしてあげてくださいね。

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