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自律神経 [病気とココロ]

よく知られている言葉。
自律神経
でも、何者かわかりますか?

自律神経失調症だね。

と、いわれたことのある人は、たくさんいらっしゃると思います。
簡単に使われる病名ですね。何とでも逃げられる。

自律神経失調症の症状といわれているものの代表は、
めまい、過呼吸、高血圧、低血圧、のぼせ、過剰な発汗。
その他、何にでもつけてしまいます。
以前は、明らかにうつの人にも、
「自律神経失調症だね」
といって、本当のところをごまかすところもありました。

診断書に、うつと書かれるのは困っても、
自律神経失調症と書かれるのは大丈夫、という方は、
今でもいらっしゃいますね。

では、そもそも自律神経というのは、何なのでしょう。

自律神経は、人間の生命活動の大基を司る神経です。
自律神経によって、呼吸状態や心拍数などが調整されます。
自律神経には、2種類の神経があって、
交感神経、副交感神経と呼ばれています。
活動時に主に働いているのが交感神経、
休息時に主に働いているのが副交感神経。
つまり、昼間に優位に働く神経が交感神経で、夜に主に働く神経が、副交感神経。
その交代の時期は、寝入りばなと、覚醒前。
交代の時期は、神経の働きが弱くなり、不安定になるので、
色々な症状が出やすい時期になります。

ぜんそく発作は、明け方や寝入りばなに多いのですが、
それもこのためだといわれています。

それでは、自律神経失調症、というのは、
どのようなものなのでしょうか。

失調症、というくらいですから、
いつも調整されている神経の働きが乱れます。
乱れると、呼吸や心臓の働きが調整がつかなくなるのです。
それで、過呼吸、頻脈発作、めまいなどが起きてきます。
夜間の寝汗も自律神経の乱れのためでしょう。

神経の働きが乱れると、本来副交感神経優位になる時間帯にも、
交感神経が緊張して働き続けます。
交感神経優位の時間帯に副交感神経優位になるのも、そうです。
原因としては、過度のストレス、緊張などによると考えられています。

神経の乱れを直すには、緊張状態を作らないのが一番ですが、
難しいですね。


今日はここまで。
自律神経について、何回かに分けて書いていきます。
よろしくおつきあいくださいませ。

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