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元気を持続 [病気とココロ]

仕事では、かなりできます。
仕事上の私は、結構元気です。
いつも、患者さんに「先生はいつも元気で、いいよね。」
といわれます。
そう言っていただけるのは、ありがたいことです。

見た目、元気を取り繕うことは、得意です。
でも、見る人が見ると、すぐばれてしまいます。
人間そんなもんじゃないですかね。
元気じゃないときと、元気なときと、
大波小波があってもいいですよね。

ずっと平穏無事な人はいないと思います。
精神的問題を抱えていない人であっても、いいとき、悪いとき、あります。
うつの人、パニック障害の人は、そのいいときと悪いときの差がとても大きいのです。
その波が、少しずつでも小波になって、全体的に上向きになったら、
病気が良くなってきた証拠でしょう。

病気が良くなっても、波は完全には消えません。

人間だから。

だから、人間はおもしろいんじゃないでしょうか。
落ち込んでいるときはしんどいけど、
しんどいときがあるからこそ、
元気なときが楽しい。
それでいいんじゃないでしょうか。

元気が持続している間は、
その元気を大事にしつつ、
元気な状態を楽しんでください。
元気が減ってきたら、
次の元気の波まで、のんびりゆっくり過ごしてください。
元気がある間無理をして、落ち込みすぎると、
次の波がくるまで、かなりどんよりです。

時々ある私のどんよりは、
おそらくちょっと無理しているからだと思います。
少しすると、元気になります。たぶん。

そんな私を、私は大好きです。(…)

元気に年をとりたいですね。 [日々のあれこれ]



外国にも、元気なお年寄りがいます。
90を過ぎて、なお元気!というのは、うれしいことですね。
私の職場にも、90歳前後のお年寄りがたくさんいらっしゃいます。
入院患者さんでは、先日88歳の方が3人くらいいらっしゃいました。
皆さんお元気で、リハビリのためのご入院。
かなりご自分で動けるようになって、お帰りになりました。
素敵なことですね。

外来でも、90歳前後の方、結構いらっしゃいますね。
92歳の男性は、未だに奥様と2人暮らし。
その奥様は認知症がひどくて、大変。
先日の外来診療で、久しぶりに息子さんが一緒に来院されました。
いつもお一人でいらっしゃるので、どうしたのかと思ったら、
「足が腫れていたい、というので、心配になって…」
とのことでした。むくんでいるんですよね。
しかも、今に始まったことではないのですが。
軽い腎不全があって、そのためのむくみだと思うんです。
仕方ないかな、と思っています。

こんなことをきっかけに、もう少しお子さんたちがご両親に関わってくれるとうれしいですね。
このご家族は、まだまだとってもいい方だと思いますが。
自分が年をとれば、両親も年をとる。
当たり前のことなのですが、それをなかなか認められない方も多いようです。
元気なお年寄りが多いですから、いつまでも両親は元気なんだ、と
錯覚してしまうのでしょうかね。

なんにせよ、イギリスのフィリップ殿下も90歳ですか。
まだまだお元気そうで、何よりです。
エリザベス女王も、相当なお年でしたよね。
いつまでも、お元気で、素敵に年をとっていただきたいものです。

回復 [病気とココロ]

自殺未遂をした患者さん、ちょっと落ち着きました。
良かったです。
自分は、身体が不自由だし、何の親孝行もできなくて、
かえってお荷物だから、もういなくなってしまおう、
と思ったようです。

自分を大切にすることが、親孝行なんだ、ということを
お話しさせていただきました。
本当に、親孝行をするって、難しいことではないと思います。
親を大切にするのも当然ですが、
自分を大事にすることが、親を大事にすることと同じなんだということを
しっかり認識してほしいものです。

どうしてだかわかりますよね?

自分は、親からの贈り物だからです。
贈り物は、大事にしないといけません。
だからこそ、自分のことを大事にしてください。

先日大泣きした患者さんも、ようやく復活。
好きなミュージシャンのライブにも行けて、
落ち着きました。

みんな、順調に回復してくれて、
私もほっと一安心です。


いつでも大切なのは、自分を大切にすること。
自分を痛めつけないこと。
うまく気分転換すること。
すべてを真っ正面からとらえずに、斜に構えてやり過ごすことがあってもいい。
すべてに真っ向勝負するのではなく、時にはすり抜けることも必要。

当然、真っ正面から向かわないといけないこともありますが、
すべてではないと思います。
すべてを真っ正面からとらえてしまうと、
あまりの重圧に押しつぶされてしまうこともあります。

回復期に無理をしてしまうと、
また落っこちてしまいます。
願わくば、みんなが無理をせず、
落ち着いて過ごせますように。

はながさいた~♪ [日々のあれこれ]

2ティーツリー.jpg1ティーツリー.jpg

これ、何の花だか、わかりますか?
去年はじめて花が咲いて、今年は去年の倍ぐらい、
花をつけたんです。
なんだかひよこの産毛のような、ポヤポヤしたお花。

ティーツリーの花なんです。
ティーツリーとは、その葉の抽出物に抗菌作用があったり、抗炎症作用があったり、
抗ウイルス作用があったり、虫除け作用があったり、
香りはリラックス作用があったり、と、
そのアロマオイルはとても役に立つものなんです。
香りもちょっと刺激性のある香りなのですが、
なんだか落ち着く香りです。

うちでは、この木の葉を使って、アロマウォーターを抽出して、
虫除けにしています。
結構効果ありです。
ティーツリーと、ミントを混ぜて抽出することもあるのですが、
それだと本当に虫除け効果抜群。
去年は、この虫除けでだいぶ助けられました。

今年も、虫の季節がやってきましたね。
そろそろ、虫除け作らなきゃ。

そうそう、虫除けには、ハッカオイル単独でも
すごく効果あります。
それと、ユーカリとか、ラベンダー。
ゼラニウムも効果的です。
色々混ぜて、楽しむのもいいですね。

あせる [病気とココロ]

今、上の娘を塾に迎えに行くときに、
車を運転していて急に胸がキューッと…
なんか急にどきどきしてきました。
何で、何もないのに緊張しているんだろう、と、
余計にどきどき。
今日は、おかしいです。

なんか、焦っているのは今日に限ったことではないのですが、
あれもやりたい、これもやりたい、と
やりたいことがたくさんあるのに、時間が足りない。
もっともっと時間がほしい。
それで焦っているのかな。
それだけではないような気はしているのですが。

仕事中は、私が焦った様子をすれば、影響を受ける人がたくさん出てくるので、
余裕があるふりをしています。
わざと口調をゆっくりにしたり、
立ち居振る舞いをゆっくりにしたり、
のんびりした雰囲気を出すようにしたり。
でも、実際は心の中は焦りでいっぱいです。

患者さんには「焦らず、のんびりゆっくりしていこう」
なんて言っているのに、自分の中身は焦りでいっぱい。
人に言っていることを、自分にも言い聞かせ、
人の治療をしながら、自分のケアも…

突然の緊張。
いやなものですね。
ちょっとまた、薬の調整が必要そうな、今日この頃です。

魔が差す [病気とココロ]

今日、先日ハイターを飲んでしまって入院していた患者さんが
退院してきてはじめて受診しました。
魔が差してしまったそうです。
っていうか、それはわかっていたんだけど、
改めてそう言われて、
自分の力の足りなさを、再認識してしまいました。

その前から、ちょっと落ち気味なのは知っていたので、
なにか私にできたのではないかなあ、と
とっても反省。
もっといろいろ、かけてあげられた言葉があったんじゃないかな。
そうしたら、変わっていたのかな。

自殺企図がある場合、
一般的には心療内科では診ません。
やはり、重症うつ病ということで、
精神科にお願いをします。
内科で診るのは、身体症状が強く出る人。
精神症状が強ければ、精神科です。

それを知っていたのか、彼女は私や日大の心療内科の先生に
見捨てられるのではないか、と心配していたそうです。
本当なら、彼女は精神科の先生に託すべきなのかもしれません。
でも、一度関わったら、そのままにできないのが私の性格。
結局、受診してくれば診ることになるし、
そうじゃなくても、気になってしまうのは仕方が無いでしょうか。
日大の先生もそんな感じの人です。
だから、適応じゃないから、といって、すぐに手を離せない。
そして、結局は元通り。

そんなこんなで患者さんが増えていく日大の先生は、
本当に優しい先生だと思います。


私は、このような事態を避けるために、
初診の時にはっきりと言います。
「ひとつ、約束をしてください。絶対に自殺しないこと。
未遂に終わったとしても、そのような行動に走ったら、
私には手に負えません。精神科の受診を勧めます。」

みんな、精神科に行きたくないものだから、
必死になって守ってくれますね。
それでいいのかな、と思ってしまいます。

魔が差す

本当にそうだと思います。
魔に魅入られないよう、自分を大事にすることが、
何よりも大切です。
自分を、大事に大事にしてくださいね。

病気、治りたいですか? [病気とココロ]

変な質問をする、と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
そのままでもいいかな、なんて思っていないでしょうか。

最近、患者さんの中には、あまり治りたいと思っていないのではないか、と
思える方がいらっしゃいます。
病気のままの方が楽なのかな。
病気でいる、ということが、自分の中で大きな位置を占めているのかもしれません。

夫が、交流分析のお勉強(学校で教えるために)をしています。
分析すると、ある種の人は、病気になることで優越感を得るそうなんです。
病気になることで、色々な人との関わりが増える。
しかも、病気ということで、注目される。
さらに、病気が治らないことで、
自分の病気は医者にも治せない、ということでの優越感を感じる。

なるほどね。
何となく理解できます、その気持ち。
自分にも、その気持ちが全くない、とはいえません。
自分も、病気が治らなくてもいい、と思うことがあるのは確か。
特に、胃炎、胃潰瘍。
治らなければ、それだけ仕事がつらいんだ、というアピールになる、
なんていう、すごくくだらないことを考えたりする。

きっと、私みたいな患者さんのことをいっているのかとおもいます。
でも、私は意識的にそう思っているのですが、
やっかいなのは、全く自覚無いのに、深層心理でそう思っている人がいること。
それは、どんなことをしても良くなりません。
しかも、今の世の中、そんな人が多いと思われること。
時々、外来診察していても、
「このひと、どのくらい本気で治りたいと思っているのかな」
と思ってしまう人がいます。

病気をよくするのは、薬でも、医者でもなく、
自分自身なんです。
それを認識してくださいね。

自分自身を、大事にしてあげてくださいね。

今日は気分転換♪ [病気とココロ]

今日は、歌のレッスン。
夏に音楽会があって、それに向けてのレッスンです。
久しぶりに、歌った~ と実感できるほど歌いました。

声を出すことは、本当に気分転換に有効です。
時々、イライラすると大声で叫びたくなることがあるのですが、
それもストレス解消の一手段。
叫ぶのはさすがに気が引けるので、そんなときも歌っちゃいます。
食事の用意をしながら、車に乗りながら、よく歌ってます。
もし、そんな私を見たら、「何だ、この人!?」って思われそうなほど
歌ってます。

歌っていると、いろんなことを忘れます。
歌っているときが幸せ。
でも、歌えなくなるときもあるんですよね。
そういうときは、相当ストレスたまっている証拠で、
かなり危ない状態です。

自分の状態が悪いか悪くないかを判断する基準が、
私の場合は音楽ができるかできないか、です。
音楽ができている間は、大丈夫。
できなくなると、かなりやばい。

今年の4・5月中、かなりまずい時期がありました。
ピアノも弾けない、歌も歌えない。
自分でどうすることもできなくて、
本当にどうしようという時期がありました。
そんな時期に薬の調整もしていたのですが、
それも悪かったのかもしれません。

今は、ちょっと回復。
歌を歌って、楽しいと思えたので、今は大丈夫。
でも、すぐ落ちそうな、危うい状態なのは、
何となく感じてます。
気をつけよう。


皆さんも、この不安定な気候の中、
健康を保つのは大変です。
十分ご自愛くださいね。

higuさん、松の実さん、いつもコメントありがとうございます。
なんか、私の方が、お二人から元気をもらっている感じがします。
これからも、よろしくお願いしますね。
のんびり、ゆっくり、元気になりましょう!!

リラックス [セルフケア]

リラックスするって、難しい。
いくら落ち着ける場所にいても、やっぱり緊張している。
何も感じない、というようにはできないから、
なにかしら緊張の元を見つけてしまう。
そんなに気にすることでもないと思うのに、
なんだか緊張している。

そんなことって、ありますよね。
私もいつもそうです。
くつろいでいるつもりでも、
なかなか完全には気を抜けない。
なんとなくいろんなことに気を配っている自分がいる。
考える必要の無いことまで考えてしまう。

もっと楽に生きればいいのに、と思って、
何度も何も感じないことをがんばってみるのですが、
何も感じないでいることが、人間にはとても難しいことがよくわかります。
人間は、常に何かを考えているのです。
そこで、色々なことに気を回してしまう人が、
うつになりやすい性格の人です。

リラックスするって、どういうことなのでしょうか。
何度も、患者さんに言われました。
「リラックスするって、わからない。」

まず、力を抜くことからはじめましょう。
深呼吸して、身体の力をはき出してしまいます。
そして、だら~ん と、全身に力が入らない状態に
わざとしてみるんです。
そうですね、キャラクターで言えば、
やっぱり リラックマ とか、たれぱんだ のイメージでしょうか。

身体の力を抜くことができたら、
そのまま深呼吸をゆっくり続けて、目を閉じます。

ここからは想像力の世界です。
自分が一番気持ちいいと思うものを
想像してみてください。
風景でも、人物でも、ものでも何でも。

これで、気持ちいいと感じられれば、成功でしょうか。
少しは心が安まると思います。

ストレスが多い世の中なので、
リラックスできる時間は、大切にしてくださいね。

心安らげる場所 [リラクゼーション]

一番は、自分の家。1人でいる時間。
好きな本を読んだり、好きなことをしたり、
好きな香りに囲まれて。
とても雑然とした場所だけど、やっぱり自分の場所。

二番目に、車の中。
1人になれる場所。お気に入りの音楽をかけながら、
1人で考え事。
あんまり考え事に夢中になると、事故を起こすから要注意。

三番目は、職場の、事務所の奥のスペース。
気の合う仲間がいて、周りにあまり気を遣わずにいられる場所。
でも、彼女の仕事を邪魔しちゃいけないので、
要注意。
わがままは禁物です。

心安らげる場所があると、すぐに逃げ込みたくなるので、
いいような、悪いような…

自分には、でも、必要な場所です。
家族はとても大切ですが、やっぱり1人の時間がほしい。
そう思う自分は、いけないのかなあ…

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